長野県栄村に移住して4年目。自給自足の農業をしながら、自然によりそって暮らす生活をつづります。 体験プログラム「ワンライフジャパン」もやってます。


by lalalar
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塩をえらぶ

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塩は人間にとってなくてはならない食べ物です。
日本の伝統食文化は、味噌、醤油、漬物、干物など、塩をなしには語れません。
いまではビックリするほど高価な輸入物も店頭に見られるようになり
食材や調理法に応じて使い分けをしたり、コレクションしている人もみかけます。

マクロビオティックでも、塩、とりわけ自然塩は、
いのちのもとである海のエッセンスを凝縮したものであり、
微量ミネラル成分が生命活動を調和させるはたらきしており
生き物の生存に不可欠な要素と考えます。

そんな塩もかつては専売制でした。
昔はよく、「塩」と青地に白字で書かれた正方形の看板が
商店の軒先にぶらさがっていたことが思い出されます。
この専売制は、1997年に廃止にいたるまで実に92年にわたり続きました。
特に1971年に導入された「塩業近代化臨時措置法」という法律によって
市場で流通する塩のほとんどは、イオン交換膜法により工業的に生産される
塩化ナトリウムへと全面的に転換しました。
さらさらで真っ白な塩、”いのちのエッセンス”を失った化学精製塩です。
食養家などの運動によって、自然塩は何とか命をつなぎますが
流通量も少なく、ほとんどの人は塩化ナトリウムを食べていたことになります。

詳しい塩の歴史はこちら:
「海の精」誕生物語(海の精)
塩の近現代史100年(財団法人塩事業センター)


自由化となった現在では手軽に多種多様な塩が手に入ります。
健康ブームで自然塩に含まれる微量ミネラルも注目されるようになりました。
大きく分けると3種類に分類できるようです。
(日本の塩の製法については、たばこと塩の博物館を参照。)
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①自然塩
海水を濃縮したり結晶化したもの、または岩塩。
塩田式、塩田にレンガをしいて蒸散を早めたもの、長期熟成物など製法も多様。
伊豆大島の「海の精」が代表的。

②再生自然塩
メキシコやオーストラリアから輸入した塩化ナトリウム濃度の高い海塩に
にがりや海水を加えてミネラル分を調整し、自然海塩に近づけた塩。
「赤穂の天塩」、「伯方の塩」、「シママース」が代表的。

③化学塩
イオン交換膜法でつくられた塩化ナトリウム。
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我が家では、②を中心に、ときどき①をつかっています。
①=「にっぽんの海塩」 →さらっとしているので粉となじみやすく、お菓子作りに◎
②=「赤穂の天塩」、「シママース」 →料理一般、味噌作りなど大量調理に◎

身土不二からいえば①の国産自然海塩が一番よいことになるかと思いますが
でもなかなかお値段がはります。^^;
用途に応じて使い分けをしながら使うのが私には向いているようです。
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by lalalar | 2007-02-03 11:00 | 食文化