長野県栄村に移住して4年目。自給自足の農業をしながら、自然によりそって暮らす生活をつづります。 体験プログラム「ワンライフジャパン」もやってます。


by lalalar
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<   2008年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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雪山登山から2週間。
先週末も強い冬型の気圧配置で、しっかり雪が降りました。
今週に入ってからもかなりまとまった雪が降りました。

そんな中でも、春の気配は日増しに強まっています。
例えば、雪虫と呼ばれる小さなカワゲラの仲間を
雪の上でよく見るようになりました。
いままでは仮死状態だったクサムシ(カメムシのこと)が
少しずつ動き始めています。
おばあちゃんに聞いた話では、春が近くなると雪の色がかわり
灰色がかってくるということ。
(これ、本当です!冬真っ盛りのときは水色っぽかったのに
いまは確かにグレーに見えます。)

春はいっぽいっぽ近付いてきています。

◇ ◇ ◇

さて、雪山登山ですが、
私たちは万全の準備をととのえての出発だったのですが
実は地元の人はと~~~~っても心配していたようです。
出発前に地形図にルートを書いたものを区長さんに
渡していったのですが、遭難したらどうするかなんて相談もされていたらしく、
帰ってきたらどこにいっても誰にあっても、山の話で声をかけられます。
栄村の人はよっぽど猟師でもない限り、雪山に行くことはないそうなので
とてもびっくりしたそうです。

でも中には、栄村生まれの栄村育ちでも雪山キャンプしたことない!
僕もいってみたい!といってくれる人もいます。
なので、3月22日~23日に村民と一緒に雪山ハイクする企画をしていま~す。
3月になると雪がしまるので、かんじきなしでも歩けるようになります。
ルートも参加者の体力と天候にあわせて、あくまで
楽しめるようなものにしたいと思っています。

春を待つ木々の新芽や動物たちの息遣いを感じながら春山をあるき、
夜は星明かりのもと雪洞でキャンプ。
キャンプファイアーをしながら語り合う。

こんなひと時を村の人たちと過ごしたいと思っています。

<おまけ>
前回のルートの地図です。
CAMPと書いてあるところが一日目のテン場。
そこからちょこっと登って、そのまま来た道を二日目に戻りました。
地図で見るとほんの少しの距離ですが、新雪をラッセルするのは
かなり骨が折れました。でも楽しかったよ~。

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by lalalar | 2008-02-29 10:20 | アウトドア


まわりから「行くな」「死ぬぞ」と言われ続けていた
雪山登山から帰ってまいりました。
みんな元気でぴんぴんしています。

「苗場山、雪がすごかったんじゃない?」

そんな声が聞こえてきそうですが、なんのなんの。
私たちにとってはいい経験でした。

・・・といいたいところですが、
苗場山には行けませんでした。
前日から降り続いていた雪で、小規模の雪崩や
集落近くでもホワイトアウトという視界がゼロになる現象がでていました。

平野部にある我が家の近くでもあらためて雪のテストをしましたが、
一度溶けてかたまった弱層の上にある新雪が非常にもろく、
手でも簡単にくずれてしまう状態でした。

いま苗場に行く⇒死への近道

であることが明らかです。



そこで、うちの裏山から尾根伝いに野沢温泉方面に向かい、
大きなループを描いて大久保集落に降りるルートを試すことにしました。

1日目の金曜日はずっと雪が降り続き、
予定の半分もいけないところでキャンプ。
雪洞を掘って眠ったので温かかったものの、
途中で雪が溶けて天井が低くなり、緊急避難するという
ハプニングもありました。

2日目。
夜が明けてみると、夜通し降り続いた雪で
前日の足跡もほとんどかき消されています。70cmも降った様子。
深雪に強いかんじきを履いていても
雪の深さは私のモモの付け根から、深いところでは胸の深さもあります。
この雪ではスピード半減、野沢どころではないことは自明。
ルートを大幅に変更し、一番近い山のピークを目指すことにしました。

でもラッセルしても進まない!
100mを1時間のペースでのろのろ必死に進みます。
11時に設定した折り返しのタイムリミットが来ても、テン場からは
数百メートルしか上っていませんでした。雪って、すごい。。。



お昼前からやっと雪がやみ、陽も照りはじめ、
帰りの道のりは景色を眺めたり、樹木を観察したり
楽しい雪上ハイクになりました。
でも、気温が上がるにつれて雪が溶け、
深雪であるうえに重いという最悪のコンディションに!
ラッセル交代のペースもだんだん早くなります。
重労働、でもなぜか楽しい。。。

そして、午後5時前に集落に到着!
となりのおばさんにケンタッキーのチキンと
ドーナツの差し入れをもらってしまった。
おなかすていたんだよね~。うれしい!!Yさん、ありがとう!

んで、近所の温泉に入ったときの気持ちいいことと言ったら!!!!
(あ~~~~生きててよかった。。。)

後編に続く
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by lalalar | 2008-02-20 20:01 | アウトドア
今週の金曜日から苗場山に冬山登山に行く予定。
なんども行くのをやめようと思ったけど、
いろいろ考えて行こうと決めていました。

↓10月末の苗場山山頂。この日が山小屋シーズンの最終日でした。
早朝は極寒!でも朝日の美しさは本当にすばらしかった!


でも、ここ数日晴れがつづいたあとに、昨日からの冬型気圧配置で
たくさんの雪が降っています。
苗場山へのアプローチの出発点となる信州秋山郷の役場の人の話では
小さな雪崩が起きているらしい。う~~~ん。。。

行くべきか。行かぬべきか。

せっかく大枚をはたいて買ったプラスチックブーツが使えないのもさびしい。

う~~~ん。悩みますね。

明日、雪のテストをしに行く予定なのでその結果と、
秋山郷の猟師さんに相談してみて決めようと思います。

↓冬季登山用のプラスチックブーツ(インナーがとれる)と、かんじきです。
今まで使っていた長靴とは履き心地が天地の差!(笑)

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by lalalar | 2008-02-13 23:39 | アウトドア


最近の栄村の様子です。
積雪は平野部で1.5Mくらいのところもありますが、
ここ3日続いた小春日和のせいもあり
道路など除雪がしてあるところは地面が見えたりしています。



雪国ではまとまった雪が降ると「雪掘り」をします。
豪雪地帯の栄村では「雪かき」とはいわず、「雪堀り」と言われることが多いです。
まさしく”掘る”という表現がふさわしいくらい
たくさんの雪が降ったので、雪をかくのではなく
雪を掘るという表現がぴったりきたのでしょうね。
今では温暖化もあり積雪が少なくなっていますが、
今年は例年通り最高時2~3Mの積雪となりそうです。

このうちのおじいちゃんは、屋根にはしごで上がって
一生懸命、雪掘りをされています。
屋根の雪掘りはいったん始めたら全部やりとげなければなりません。
中途半端に雪を残しておくと、雪の重みで屋根が壊れる恐れがあるうえ、
家まで歪んでしまうのです。
そうでなくても、雪国の家はだんだん歪んでくるものです。
我が家は40年くらい経った近代木造建築の家ですが、
障子と柱の間にあちこち隙間がありますし
半地下一階の勝手口のアルミサッシは、12月に入ってから開かなくなりました。
(なので、はずしてしまいました。雪が時々ふり込んできます(笑))



冬の雪国では、外仕事がほとんどできません。
3月になれば山仕事がはじまりますが、畑や田圃は4月いっぱい雪が残ります。
雪国では昔から、藁細工、木工品などの手工芸品が冬場の稼ぎ仕事として盛んで、
友達の家を毎日たずね歩きながら一緒に仕事をしたり、
お茶のみをしたりするのが楽しみでした。
今ではわずかな藁細工をのぞいてほとんど見られなくなりましたが
布ぞうり、手芸などで手先の器用さと根気のよさを生かして活躍している人もいます。

天気の良い日の楽しみは、運動不足解消のためのウォーキングです。
もともと真面目で働き者の人ばかりなので、冬場でもじっとしていられないのです。
雪の日でも80歳を優に超えたおじいちゃんたちが
喜々としてスノーダンプやショベルで除雪に励んでいるのを見かけますが、
晴れの日となればじいちゃんだけでなく、ばあちゃんたちも道に繰り出します。

私たちも例にもれず、光を求めて外に出ます。
かんじきで静かな野山を歩き、動物の足跡を追いかけたり、
木の芽のふくらみを確認したり、
雪がなければいけないようなところに行ってみたりと
冬ならではの時間を丁寧に味わいます。

こうして少しずつ、少しずつ、
ゆっくりと季節がめぐり
春がやってくるのです。

春の気配を空気に感じます。

東京では感じられなかった、
静かな自然の移ろいを感じられることを
本当に 本当に 幸せに思います。
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by lalalar | 2008-02-12 20:44 | 田舎暮らし