長野県栄村に移住して4年目。自給自足の農業をしながら、自然によりそって暮らす生活をつづります。 体験プログラム「ワンライフジャパン」もやってます。


by lalalar
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昨日のブログで、
環境省が新しく導入した「エコポイント制度」について コメントしました。

「温暖化対策型商品の選択をするためのインセンティブとして」
という大命題のもと導入されたが、結局は 消費型社会の継続を
前提とした制度だと思う。


私たちが東京を離れ 田舎暮らしをしようとしていた
2007年の初めのころは 今ほどに はっきりと 強烈に
認識してはいませんでした。

でも 消費社会の象徴でもある東京から離れ
自分で土を耕し、食べ物をつくり、地域コミュニティの一員として
地域とともに生活するにつれて、
現在の政治・社会・経済システムのゆがみが
非常に目につくようになりました。

その思いを裏付けるかのに、昨年末の金融危機から
様々な分野で社会のほころびが 露呈していると思います。

・非正規社員の解雇
・不沈と思われてきた大手企業の倒産・国家管理・大幅赤字転落
・食品偽装・汚染
・食糧自給率の悪化
・インフルエンザなどのパンデミック・リスク
・原油高

などなど、思いつく短期的な変化だけでも いくつもあります。

これに加え、これまでにもずっと問題だった

・日本の資源・食糧の生産機能をになってきた
 農山漁村の高齢化、後継者不足、過疎化
・高止まりする自殺率
・アトピーなどの先天性アレルギー疾患
・飽食と不自然なライフスタイルがもたらす生活習慣病
・地球温暖化
・ごみ問題
・治安
・教育現場の問題

など、本当にたくさんの 「サイン(=兆候)」 が見えます。

これはすべて 現在のシステムが機能不全になっている
サインではないでしょうか。

これを真摯に受け止め、対策を熟慮し、行動するのか
それとも、見て見ぬふりをして やり過ごそうとするのか
それが個人のレベルでも問われていると思います。

都市や地方など暮らしている場所にかかわらず、
大なり小なり 今や誰もが このシステムの中で生きています。
資本主義というお金を一番の価値基準としたシステムです。


昨日のブログにもどって、エコポイント制度。
これがおかしいと感じる理由は、自然環境がもつ価値を
金銭でしか図ることなく 破壊し続けてきた消費という
システムの継続を前提とした取引だからです。

システムが機能不全を起こしているのだから、
そのシステムを直すように動かなければいけないのに
バンドエードを張り付けて応急処置をしようとしている。
それを国家政策として行おうという ビジョンの無さ。
これに辟易とし、虚しさを感じているのです。

「システムを直す」ことは 容易ではないと思います。
でも 必ず今のシステムは 変わります。
というか、システムは常に変化し続けています。

その変化の方向性を読み取り、自分で解釈し、
行動できるかどうか、それをいつ行うかどうかが
きっと 命運の分かれ道になるのではないでしょうか。

その行動も、自己防衛的な行動であれば
システムの崩壊とともに 一緒に沈む可能性が高いと思います。
やはり コミュニティなのです。
人と人がつながってつくられる コミュニティがなければ 人は生きられないのです。
それなしに生きられるようにした好例が 消費社会・東京です。


村上春樹がエルサレム賞受賞にあたったスピーチで
言った言葉が 私たちにも当てはまります。
戦闘状態が続くイスラエルの状況とは違いますが、
システムという視点でみると 実は共通しています。

「システム」がわれわれを食い物にすることを許してはいけません。
「システム」に自己増殖を許してはなりません。
「システム」が私たちをつくったのではなく、私たちが「システム」をつくったのです。(全文はこちら)


既存のシステムに乗って うまく生きる方法を探すのではなく、
必要なシステムを自らつくっていくのが 私たちにとって
いま一番大切なことだと思っています。


見た目も悪く、価値のない人参? それとも、健康に育った 自然の恵み?
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by lalalar | 2009-05-18 09:09 | 雑感いろいろ

未来へのビジョン



皆さんは 社会に対して どんな将来像を お持ちでしょうか。
未来の世界はどんな風になると イメージしているでしょうか。

未来の世界といっても、別にSFの話ではなくて、
10年後、20年後、もう少し先の2世代くらいあとのことを
想像してみてください。

どんな社会で あなたの子孫や 友人の子孫は 
暮らしていますか。

空は青いでしょうか。鳥は飛んでいますか。
空気は奇麗でしょうか。
街の雰囲気はどうでしょう。
そこで暮らす人々の表情は明るいですか、暗いですか。
どんな仕事をしていますか。
食事はどんなものを食べているでしょうか。

そんなことに ふと 思いを馳せてみませんか。

はっきりしたイメージがわかないときは
少しだけ情報を収集して、それらが何を意味するのか
自分の感性と知性をフルに動かして考えてみると
イメージがふくらみます。

どうでしょう。
今よりも「いい」世の中になっていますか?
今よりも「悪い」世の中になっていますか?

主観的でいいと思います。
論理的である必要も、説得力がある必要も ないと思います。


社会の将来像が思い描ければ、
そんな未来につながる「今」を生きる上で
どうすれば自分の信念や情熱を 実現できるだろうか。
自分はどんな風に生きていきたいのか。そんなことが見えてきます。
それが 生き方のビジョン です。

社会のレベルでも、個人のレベルでも
明確な将来像や ビジョンを もたずになされる決定は、
その時はよくても やっぱり先につながりにくい。
ビジョンのない行動は 見ていても 薄っぺらくて、頼りない。

そう強く感じたのは、最近導入された環境省のエコポイント事業。

「温暖化対策型商品の選択をするためのインセンティブとして」
という大命題のもと導入されたが、結局は 消費型社会の継続を
前提とした制度だと思う。

いまある消費型社会をそのままに、地球も社会も
守ることなどできないというのに。。。

本当に将来につながる環境対策をと思うなら、
いまあるような小手先の環境対応型商品への切り替えを促すまえに
本来あるべき環境対応型商品を企業に開発させる仕組みが必要だと思う。
耐久性があり、モデルチェンジがなく、修理しながら長年使えるような
本物の消費財をつくり、中古品を流通する仕組みまで考えてこそだと思う。

社会の将来像と、そこで果たすべき自らの役割に対するビジョンが
明確になっていないのだろう。 本当に中途半端な事業だと思う。
見ていて 悲しくなってくる。

こういう 今を乗り切るだけの施策をつづけても
将来にはつながらない。
そうしている間にも時間は過ぎてゆく。
対症療法ではない、根本的な体質改善が必要だというのに。。。

国や行政のレベルで迷走していたとしても、
個人のレベルでは 社会の将来像と、人生のビジョンを見失わずにいきたいと思う。


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by lalalar | 2009-05-17 19:30 | 雑感いろいろ


久々のブログです。
2か月のあいだ、本当にいろいろありました。

異常なくらい仕事が詰まっていた3月。
国の助成金をもらって作っていた地域ガイドマップのつめの仕事が
本当につまってしまって、昼夜もなく、仮眠で切り抜けた1か月でした。

そして4月。
ゆっくりと3月の疲れをいやす間もなく、お客様が3件つづき、
楽しいながらも忙しいうちに2週間があっというまに過ぎました。
「ふうっ」と一息つけると思いきや、村の議会選挙の告示があり、
地域候補の遊説のお手伝いにあっちこっち。
その合間をぬって、ゴールデンウィークのボランティア企画の準備にばたばた。

雪が少なかった今年は4月も後半になると
五月晴れが続き、気温も順調に上昇。
じゃあ、畑仕事もはじめなくっちゃ。
コンポストの片づけ・穴掘り、じゃがいものの植え付けなどしていたら、

「んんんん????」

腰がおかしいぞ。

翌朝起きたら、

「あれれれれれ??? いって~~~!!!」

どうやらマイルドなぎっくり腰に。

そうかと言って、10名以上のボランティアが参加する企画を
投げ出すわけにいかず、痛い痛いとわめきながら かやぶき屋根の葺き替え作業。

終わってみると痛みが悪化。。。。

それに追い打ちをかけるように、
変にくしゃみをしたら本当に「ぎっくり」やってしまった。

それからというもの、この2週間は完全に寝たきり生活。
寝返りもうてず、トイレにも一人で行けず、
靴下をはくこともできず、完全にノックアウト。

何もできない私の体を支えてトイレに連れて行ってくれたり、
着替えを手伝ってくれたり、夫が献身的に看病してくれたのに加え、
私が寝込んでいることを聞き付けた近所のおばあちゃんたちが
ご飯や差し入れをもってお見舞いに来てくれました(泣)
本当に本当にうれしかったです。

おかげで、今日には自分で歩いてトイレにも行けるようになり、
簡単なご飯もつくれるようになりました。感涙!!

やっぱり無理はしちゃいけませんね。
特に、雪国では農作業ができる期間が短いので
労働が集約的に行われる分、冬に静養しなくちゃいけません。
それを全く逆のことをしていたのがたたったようです。

いろいろやる気はあってもいいけど、体の限界を無視するようなやり方は
ダメですね。長続きしません。当たり前だけど。
そんな当然なことも、大病をしないからといってついつい妥協して、
いざ悪くなるまで酷使してしまうのが人間かも知れません。

今回の教訓は、
体の声を聞きながら、私たちが目指す生き方にとって
何が本当に大切なのかを見極めつつ
夫婦二人がゆったり幸せな気持ちで毎日を過ごせるように
上手に 「取捨選択」 できるようにならないといけないな
ということです。


◇◇◇

さて、私が布団でごろごろしている間に、我が家のメンバーが6人増えました。
じゃーん。ニワトリ。



ずっとずっとニワトリが飼いたかった私たちにとっては
待望の養女たちです。
もう150日くらいになる立派なお母さんでもあります。
卵も来てからすぐに産み始め、毎日4~6個産んでくれています。優秀!

エサは、去年収穫した雑穀や未熟米、豆腐のおから、米ぬか、雑草、残り野菜、
貝殻、卵の殻などで、それ以外は地面をほじくって自給してもらいます。

ガールズも初めは恐る恐るだった外の暮らしにも
あっという間に慣れ、今では日に何度も脱走を企てるたくましさ。

でも、性格はとーーーーってもおっとりしていて、
寝込んでいた時にはお見舞いも?!
(夫が「さびしいでしょ」といって興味本位に部屋に連れてきた。
一応怒ってはみたけど、すごくかわいかった。)



すごく愛らしくて、動きがひょうきんで、しかも働き物。
残り物や雑草を食べて、卵に変換してくれる強力な生産能力を持つ。
人が近くにいればトコトコと寄ってくるし、
本当に最高のペットかもしれない。
時間を忘れて、ついつい眺めてしまうのです。ぐふふ。

夫は今日も
かわいいガールズのために、脱走防止ネットを2倍の高さにするといって
喜々として働いている。

二人ともニワトリ嬢に完全にノックアウトされてしまったのかしら?
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by lalalar | 2009-05-16 17:33 | 田舎暮らし